友人が先輩のお金を使い込んだ後にとった驚くべき行動とは
昔はお盆休みになると他県に住む従弟宅によく遊びに行ってました。
そこで運悪く携帯電話が壊れてしまったことがあるんです。
まぁそのときの私の携帯に連絡が入るのは、地元のつれか高校のぱっすろ友達だけなので、帰ってから機種変更しに行こうと思ったくらいで私にとっては大それたことでもなかったんですよね。
しかし戻って機種変更をしてからメールを開くと、そこには友人からただならぬ内容のメールが入っていたんです。
あんこうです。
話す前から言うのも自らハードルを上げるみたいであれなんですが、今回の内容はギャンブル話で私が過去一番に爆笑した話なんです。
完全に身内ネタですし、文字におこしてどうなるかと言ったところですが、仮に上手く伝えれたとしても、ご覧になられる皆さんはただひくだけかもしれません。
先輩のお金を使い込んでしまったワケ
メールを見ると...
「ヤバイ!先輩の金使ってもうた」
「余裕があるなら貸してくれへん?」
「返事くらい返せや!!!!」
と、このような内容のものが目に飛び込んできました。
何故友人が先輩のお金を持っているのかがわからなかったのと、この時点でもう面白かったのでとりあえず友人に電話をしてみることに...。
そして、まず私が連絡を取れなかった事情を説明すると、友人は激低いテンションでそれを聞いていました。
それから友人に何がどうなっているのか説明を求めました。
聞くところによると、週末に先輩から友人に連絡があり、携帯で馬券を買うことができる友人に買っておいてほしいとお願いがあったそうです。
友人はそれを快く承諾し先輩の馬券を買ってあげると、それが見事に的中します。
そして翌日の日曜日も友人は競馬をしていたのですが、熱くなって自分の財産を溶かしてしまいます。
その最後の焔を放った際に、先輩に渡さなければいけない額に少々触れてしまっていたようなのです。
額は知りませんが確信犯ではないようなので、おそらく数100円から1000円程度のことだと思います。
私はそれで連絡があったのかと一瞬納得しますが、どうしてその程度であんなに鬼気迫る内容だったのかと思うと少し腑に落ちませんでした。
諦められなかったワケ
スラムダンクの安西先生は「諦めたらそこで試合終了」と言っていますが、競馬、パチンコスロットにおいては諦めが肝心だったりします。
負け額を取り戻すために配当の高い馬券を買う、又は一点に大きく張る。
負け額を取り戻すためにハイスペックのパチンコスロットを打つ。
完全に負け確時の私の心理なのですが、もし負けていないときに同じレース、同じ機種、同じ台で同じような賭け方打ち方をするかを考えてみると、絶対にしないことなんですよね。
これをいつまでもやってしまうのは「まぐれ」というノイズがあるからなんですけど、普通に考えたらその日は潔く諦めて次回の軍資金に回した方がいいに決まってるんです。
しかし最後の焔を放ってしまった友人に次回はなく、諦めたら本当に終了してしまう状況だったため、先輩に渡さなければいけない残りのお金で逆転を謀ったのでした。
最後まで諦めなかった友人
事情を聞いた私は、先輩のお金も全額とかしてしまった友人にお金を貸してあげることにします。
その日は盆休みも終わった平日だったので、先輩には正直に話したのか聞いてみると、会社にお金を持ってくるのを忘れたと言い数日間すっとぼけていたみたいです。
これで私が貸せないと言ったらどうするつもりだったのだろうと思いました。
こうして友人は危機を乗り越えることができたのですが、この話には後日談がありました。
私が友人にお金を貸した日の週末、いつものメンバーでその友人宅でゴロ寝し、そろそろ就寝しようかと思っていたところでのことでした。
もう一人のつれに私が週始めに起きた出来事を話し、軽く笑いをとって気持ちよくなっていたところに友人が「実はあのとき...」と口を開き、先輩のお金をとかして私と連絡の取れなかった間の話をしはじめたのです...。
全てのお金を使い果たし財布に数百円しか残っていなかった友人は、それでも何とかしないといけないという思いから家を飛び出しました。
向かった先はスクラッチくじ売り場。
この時点で私ともう一人のつれは、深夜にもかかわらず腹がよじれてちぎれるくらい爆笑したのですが友人の話は続きました。
スクラッチを二枚買えるお金を持っていたので、とりあえず一枚買うことにしました。
当然ですがハズレます。
しかし友人はまだ諦めません。
近所の売り場では当たる気がしないということで、携帯で他のスクラッチくじ売り場を調べると、家から約2キロ弱離れた売り場まで小銭を握りしめ自転車をこぎだしました。
つれ「で?どうやったん?w」
私「当たるわけないやんけw」
友人「余裕でハズレたwww」
まとめ
これが私の過去一番に爆笑したギャンブル話です。
上手く伝えられたかどうかはわかりませんが、いつかは書きたいと思っていた話なんですよ。
他で話すとただただドン引きされるだけなのですが、ここなら共感者は0だとしても、笑い話で通るんじゃないかと思った次第です。
自転車で2キロ先まで奇跡を起こしにスクラッチ1枚を買いに行った勇者の物語。
では、、