あんこうのスロットで出来れば勝ちたい

スロットの趣味打ちブログです

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幼かったいとこが女になっていた話

なんてことはない、ただのいとこだ


目が覚めると私の隣でいとこが横たわりながら

あんこう、もう昼よ!はよ起きんにゃ」

と、私の顔を覗き込んでいました


電気が眩しくて目を細めながら

「だまれ、いま何時?」

と時間を聞きますがスルーされ

ただじっと顔を眺めてくるいとこに

私は顔を覆うように手で頬を掴み

再び眠りにつこうとしましたが、

いとこが頬を掴んでいる手を払いのけ

布団を捲り上げたので

まだ寝ていたい気持ちはあったものの

仕方なく起きることにしました




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あんこうです。





お久しぶりです

10年ぶりにいとこにあったわけですが

幼い頃の印象ですごい年の差を感じていたため

まだ若いのかと思っていましたが

おもっきりアラサーでした


私とは6つ離れていますが

飲み会でもそのくらいの女性達と

一緒になることがあるので

私の真横で寝転がるいとこは

少し無防備すぎるのではないかと思いました


とは言ってもいとこですので

そんなふうに見ることはありませんよ、さすがにね


まぁ勃起していたのは寝起きのせいです




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母といとこのおばちゃんが作ってくれた

昼ごはんを食べ終え

私の手を甘噛みしまくってくるバカ犬の相手も

一通り済まして横向きに寝転がっていると

いとこが私のお尻を枕代わりにして

横になってきました


これがいとこではない女性ならば

いちゃこらチュッチュのゴートゥベッドですが

先ほども言ったようにいとこなので

そういう感覚には一切なりません


百歩譲って妖艶でわがままボディならまだしも

あいにくいとこは童顔でガリガリなのです



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あんこう、いつ帰るん?」

「今日の夕方」

「もっといたらいいのに」

「新幹線とってるから」

「ふーん。彼女おらんの?はよ結婚しんにゃ」

「おらんよ、お前もやん」

マッチングアプリしたらいいやん」

「あー、いいらしいな!やってるん?」

「アプリは取りよるけど登録はしよらん」

「こっちは街コンとかないん?」

「あるよ!行ったことある」

「あかんかったん?」

「LINEが面倒くさいけすぐブロックしたw」

「おれみたいな奴やな」



話しが売れ残り者同士の会話になってきたところで

新幹線の時間まで暇だった私は

初詣に行こうと思い

いとこに連れていってくれとお願いすると

「うん、いいよ」の二言返事で

私達は近所の神社に初詣に行くことになりました


神社前にある商店街までいとこのおばちゃんに

車で送ってもらいそこから二人で商店街を

歩いていたのですが

こうして二人だけで歩くのはいとこがまだ

小学生で私が高校生の頃ぶりです

そのときはたしか手を繋いでいて

通りすがった中学生くらいの女の子二人組に

あの二人どういう関係かなとヒソヒソ話されて

いたのを覚えています


しかし今こうして並んで歩くと

カップルかそれ以上の関係だとしても

何の不思議もないくらい私達は年をとっていて

いざ二人になると何だか急に恥ずかしく

気まずい気持ちになりそうでした

と言ってもそう思っているのは私だけで

いとこは何も感じていないのでしょう


逆にそんなことを感じられても困ると

思いながらも二人で神社の入口付近まで

歩いてきました

石畳の間に浅い溝が通っている道を

歩いていたのですが

いとこは私の方を見ながら歩いていたので

私は溝に気づいていないのかと思い

「おい、危ないぞ」

と、手を差し出しました


そのときいとこが咄嗟に

掴まろうとした手をわざわざ引っ込めたのです

そして少しそっぽ向くような感じで

私の前を歩きはじめました

私はそれをみて二人になってから

少し気まずくなりそうな気になったわけを

理解しました

いとこは家にいたときと雰囲気が違ったからです

家にいたときは天真爛漫のクソガキみたいな

感じだったのに外にでてからは

少し違うイメージだったので私はそれに

飲み会で知り合った子と初めて二人で

ごはんに行ったときの雰囲気に似てると

感じていたのです


私はいとこも「女」なんだなということを

このとき初めて認識しました


しかしそうなってくると家でのあの距離感は

一体なんだったのかと疑問に感じますが

まぁ私としてはベタベタされるよりかはマシです

いくらガリガリの童顔アラサーといえど

頭の悪い私なら間違う可能性があるわけですから(え




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神社へと続く階段の下まで参拝者の行列が続く中

私達はその脇をすり抜けお目当ての

おみくじの場所までやってきました(初詣とは)

さっそくおみくじを引くと

私が中吉でいとこが吉


「みてみてー、恋愛運!遊ぶなら良しだってw」

「どんなおみくじやねん! おれは...」

「周りの理解が必要だってw」

「絶対バツ子持ちやん」

「ゲイかもよw」

「あー(真顔)」




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おみくじを済ませた私達は

じいさんが好きな大判焼き

買って帰ることにしました


私達の前で一人買っている人がいたので

それを待っている間に黒あんにするか

クリームにするかを考えていました


前の人の勘定が終わり私達が注文をする番です

「黒あん3つとクリームを2つください」

ぶくぶくに太り、肌のくすんだ店員のおばさんが

お金を触った手で大判焼き素手で掴み袋に入れ

ヤニだらけのガチャガチャの歯を

全面に押し出しながら汚ない笑顔で

「600円です」

と嬉しそうに言っていました


帰り際にあった別の大判焼き屋をみて

いとこがこっちの方にすれば良かったねと

呟いていたあたり、いとこも察していたのでしょう



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迎えにきてもらった車に乗り込み

いとこのおばちゃんにおみくじのことを

聞かれたのでいとこが話していました


あんこうのお嫁さんは

    周囲の理解が必要なんよ」

バツ子持ちや」

「子供がおってもええわね」

「いや絶対無理」

「なしてね、結婚できはー」

「そうなってきたら別にせんでいいよ」

「なら、いとこと一緒に暮らさんといけんね」

あんこうに面倒みてもらうけー」

「なんでやねん、それこそ周囲の理解いるわ」




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家に帰ってバカ犬の相手をし、しばらくすると

朝からパチンコに行っていた飼い主である

弟が帰ってきました


「瞬殺やったわ( ´・∀・`)」


「昨日全く出てなかったのによく行ったな」

あんこう、昨日勝ったん?

    勝ったらお年玉くれる言いよったやん」

「お前来てから全く当たらんくなった」

「ダメやん」

「お前がな」(いやお前がな)




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新幹線の時刻が近くなってきたので

私はみんなに別れを告げて

駅までいとこのおばちゃんに

送ってもらうことにしました


「夏にまた来てね」


帰り際にそう言いながら手をふるいとこに

ノーコメントで手をふりかえしてお別れしました


おばちゃんがいとこがあんこうに会いたいって

ずっと言っていたというのを送ってもらっている

車の中で聞いた私は

いい歳したいとこに会いたいなんてきょうび

聞かねーよと思いながらも悪い気持ちはして

いませんでした


なぜなら私は男として完全にオワコンですが

いとこは成人してから今の年齢までのほとんどを

バックパッカーとして海外を旅していた

プロのニート

身内の私がいうのもなんですが

容姿は決して悪くなく、わりと整っていて

幼児体型ということさえ目を瞑れば

性格も人懐っこい感じなので

スペックは高い方なんじゃないかと

思っているからです


男兄弟で育った私に妹がいるような感じがしました



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駅に着き少し時間があったのでコーヒーを買い

おばちゃんと話していました

「久しぶりにこっち来たけど楽しかったわ」

「ほんとかね?」

「お年玉あげてパチンコ負けただけはー」

「それは向こうでも一緒やから」

「楽しかったんならええわね」


実はいとこは他に二人いて

そこの子供が合わせて10人近くいるため

お年玉だけでけっこう持ってかれてました

田舎ってすることがないからSOXばかりしている

というのはどうやら本当らしいですね



そうこう話しているうちに時間が来たため

改札口でおばちゃんとサヨナラをして

私は新幹線に乗り込み出発しました

新幹線の騒音を嫌がるようにイヤホンを耳さすと

田舎の空気、風景で晴れやかになっていた気持ちが

現実という闇に引きずり戻されるような

感覚に陥りました



地元の忘年会で友達が幸せとは何なのかと

くだらないことを言っていたので

お前には嫁がいて子供がいて子供がかわいいと

思えて今こうしてみんなと飲みにきてる

それが幸せ

と、悠長に話していましたが

では独り身の私にとっての幸せとは一体

なんなのだろうということを感じていました


考えれば考えるほど空虚感に襲われます


私がパチンコやスロットをやっているのは

もしかしたらそういった感情を

埋め合わすためもあるのかもしれません


今こうして記事を書いていて思ったことは

こういうときにいとこにベタベタ接されたら

完全に間違いが起きてしまいそうということです(え

なので夏はこっちでおとなしくしていようと

思います



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久しぶりにあったいとこの印象は

相変わらずでしたが10年前と比べると

少しは女性っぽくなっていたのではないかと

思いました

私が結婚できるかはさておいて

いとこはまぁ結婚できるのではないでしょうかね


冗談で私と住むと言っていましたが

万が一遠い将来本当に二人とも一人ぼっちで

よぼよぼになっていくようなことになったら

そのときは一緒に住んでも私はいいかなーと

少し思った2020年のスタートでした


明けましておめでとうございます






では、、

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