万枚を出した友人Aのお金の使い道
若い頃はパチスロで3000枚も出せば、一緒に打ちに行っていた友達と焼肉へ行ってカラオケに行ってと、その日は勝った人のおごりで夜通し遊んだものです。
しかし趣味打ちで10年以上もパチスロを打っていれば、もう勝っても特別遊んだりすることもなくなり、家に帰っていつものように三大欲求を満たすだけ。
そもそも友達がみんな結婚してしまって相手をしてくれる友達がいないんですよね。私も早く結婚せねばと思っているのですが、そんなに簡単に相手がみつかるはずもなく...
だからと言ってパチスロがおもしろくなくなったわけではなくて今でも楽しく打ってはいるのですが、昔と違って意欲的でないのは正直なところです。
ブログをやっていなければ、もしかしたらやんわりとフェードアウトしていたかもしれないと思う今日この頃です。
あんこうです。
という感じで今の私は昔に比べてパチスロに対する気持ちが薄れてきてるんですよ。
それでも暇があればホールに行って、打ちはじめたらそれなりに熱くなれるのですからある意味素敵ですよね。
熟練夫婦もこういった感じなのでしょうか。
さて、今回は友人Aがパチスロで万枚を出しその使い道についての話になるのですが、この友人Aは前々回の記事で私に5000枚をプレゼントしてくれたあの友人になります。
前々回の記事はこちら
www.ankolkkaku.com
あの頃とは違い友人Aは結婚して子供ができ、お小遣い制になったためパチスロなんか打つ余裕などないはずなのですが、そんな人が万枚を出したら一体どうなるのでしょうか...
8万円
今年の2月末、仕事を終えてスマホを見ると一件の不在着信がありました。
子供ができてから音沙汰なかった友人Aからの着信。
LINEを見ると「仕事終わったら連絡くれ!」と来ていたので、私はとりあえず終わったことをLINEで報告し家に帰ることにしました。
家についてしばらくすると電話がかかってきたのでそれに出ると、友人Aから凱旋で万枚を出したとの報告を受けました。
私は友人Aを祝福し、ヘソクリにしときなよとアドバイスします。しかし彼はまだ実践の熱が冷めていないのか...
「あんこう!俺に8万円使わせてくれ!!」
...それはまるで若い頃の私を見ているようでした。
気持ちはわかるがどうせすぐになくなって困るのだから除けておけとそこで私は説得するのですがそれでも友人Aは...
「たのむ!!今日しかないねん!!!」
...彼はもうすぐ死ぬのでしょうか。
理由
しかしまぁ宅飲みで少しおごってもらうくらいならバチも当たらないだろうと思い、とりあえず友人Aには私の家に来てもらうことにしました。
そこでいろいろと話を聞いていると、8万円を使わないといけない理由が少しずつみえてきます。
どうやら友人Aは口座から財布の中身まで全て嫁に管理されているらしいのです(いけないことをしたから)
なので物に変えることもできないし、持っていても使い道がなく、万枚を出す前にもリノで結構勝っていたことからもう嫁に隠しきれないとのことでした。
そして何より子供ができてから自分だけの時間がほとんどないため、嫁が実家に帰っていてたくさんお金を持っている今日しかみんなと遊べないというのが一番の理由でした。
高級焼肉
理由を聞いて納得した私でしたが、さすがに8万円も友人Aに使わすのは気が引けたので、もう一人の友人Bを呼び適当な店でお酒を飲もうと提案しました。
しかし友人Bが合流するとBは遠慮することなく高級焼肉店の名をあげます。
友人Aは8万円を本当に私達ゴミ共のために使おうとしているらしく「行こうぜw」と乗り気
それを聞いた私は、もう友人Aの懐事情などはどうでもよくなっており、先ほどまでとは打って変わって「激熱ですね」とテンションをぶちあげていました。
パーティーのはじまりだぜ!
夜の街へ
我々は貧乏人丸出しの会話を繰り広げながら高級焼肉を頬張りました。
「いい肉の油って本当にしつこくないんやな」「食で感動したの久しぶりやわ」「これがほんまの焼肉なんやな」
下民共の叫びとも言える会話が店内に木霊します。
その傍らではファミリー客の少年がとても静かに焼肉を召し上がっていやがりました。
高級焼肉を満喫し店をあとにした我々は、日頃のストレスなどを帳消し..何だったらプラ転したのではないかというくらいに気分は満たされていました。
「さぁ、どうします?」
完全にスイッチの入った友人Aは私達2人に次なる行き先を求めてきます。
「いきますかぁ」
遠慮をしらない友Bはこのとき友人Aの質問を「行く」or「行かない」でとらえていたようです。故に行き先は1択。
「いきましょ」
序盤遠慮がちだった私もさすがにワイルドになっていたため友人Bにならう形でそう答えます。故に行き先は1択。
友人Aはそうと決まればと言わんばかりに早速タクシーをつかまえ、我々一同は夜の街へと消えていました。
誤算
私と友人Bは居酒屋でビールに餃子をつまみながら友人Aが戻るのを待っていました。
食通の友人Bがここの餃子がとても美味しくて有名だということでやってきたのですが、それが本当に美味しくて正直もうお腹がいっぱいだったはずでしたが、2人して「余裕だな」と言いながらペロリと平らげていました。
ところで友人Aが何処へ行き、私達2人が何故居酒屋にいるのかなのですが、それを説明するには話はここに来るまでの道中、タクシーの中での会話へと遡ります...
「あ~風俗久しぶりやわ~」
!?
車内で友人Aが湯船に浸かるかの如く発したその言葉で、私達の思っていた行き先と違ったことが発覚します。
今思えばここは人によって意見が別れるところです。
風俗派かキャバクラ、ガールズバーないしはスナック派か。
私と友人Bは断然後者であり、私は何なら場末のスナックでも良かったのですがまさかの誤算。
しかしよくよく考えれば友人Aは格安××エステに好んで行くような男なので、予想はできなくもありませんでした。
結局話し合った末に、友人Aのお金ということもあり、友人Aの行きたいところへ行こうという話でまとまりました。
ですが私と友人Bは風俗は遠慮しておくということで友人Aを店まで送り届けるまでになりました。
「じゃあ俺ら飲んどくから金だけちょうだい」
友人Bのこういう図太いところ、ホント尊敬します。
ありがとう
友人Aが合流し私達は感想を求めました。
「お前らが正しかったわ」
私と友人Bはその言葉で全てを理解し、それ以上は何も聞きませんでした。
8万円を目一杯使うことに成功した我々はこれにて解散することとなります。
友人Aはここにきても私達のタクシー代を心配してくれる仏っぷり
さすがの友人Bもここは大丈夫と断っていました。
友人Aとは帰りが逆方向だったので、私達は感謝の気持ちを述べて先に見送りました。
友人Bと2人になったところで私はタクシー代をおろそうとコンビニを探します。友人Bがタバコでも買うのかと聞いてくるのでそれを説明すると...
「いいよ、領収書きるし」
...この男はこの日 要所要所たくましく見えたところがあったのですが全て他力本願なんですよね。
生きるの上手
まとめ
マジ無駄にクソ長くなりました。
そして最初から最後までどうでもいい内容というね。まぁそれはいつもか...
こういう日のために普段養分やってもやし食ってたんだよな俺達って感じで、パチスロのモチベーションにつながりそうな1日でした。
今回、友人Aが万枚を出してのお金の使い道でしたが、理由は何にせよ大盤振る舞いという結果でした。
持つべきものはやはり嫁ではなく友ってことですかね。あべし
では、、